このようなときは
当科をご受診ください
- 以前に手術した場所が痛い
- がんによる痛みがある
- 立ち上がるときなど、膝に痛みが走る
- 腰や下半身に痛みやしびれがある
- 坐骨神経痛や椎間板ヘルニアが良くならない
- 首や肩の痛みが取れない
- 末梢神経障害性の疼痛がある
- 腕や手、指先が痛んだり、しびれたりする
- 帯状疱疹が痛い
- 頭痛や顔面痛が治らない など
ペインクリニックとは
ペインクリニックでは、慢性の痛みなどでお悩みの患者さまを対象として、痛みをコントロールする治療を行います。痛みは、体に生じた異常を知らせる警告反応として大切な現象です。例えば、転倒して骨折や捻挫を負ったときは、患部に痛みが生じます。こうした痛みの多くは、ケガや病気が快方に向かうにつれて治まります。
しかし、患者さまによっては、この痛みが治まらず、日常生活に支障をきたしてしまうことがあります。そのようなときは、当院のペインクリニックをご受診ください。患者さまの状態を見極め、必要な治療を行っていきます。
当院ではペインクリニックの治療とリハビリと組み合わせて、疼痛緩和の治療を行います。
急性痛と慢性痛
- 急性痛
- けがや病気によって発生。おおむね1カ月以内に回復する痛み。
※特に積極的な治療を行わなくても自然治癒力によって痛みが治まることが多い。 - 慢性痛
- 痛みがなかなか治まらず、概ね3か月以上も続いてしまう痛み。
痛みは、急性痛と慢性痛に大別されます。急性痛だからと安心して痛みが生じたときに適切な治療を行わずに放置しておくと、痛みが別の痛みを引き起こすようになり、慢性の痛みに変わってしまうことがあります。長く続けば続くほど、自律神経のバランスが崩れやすくなり、そして交感神経の緊張が強くなり、随所で血液の循環が悪くなっていきます。その結果、新たな発痛物質がたくさん溜まるようになり、より強い痛みや新しい痛みが生じてきて、痛みの悪循環が形成されるようになります。
このようなリスクを減らすには、急性期の段階からブロック注射や鎮痛剤の処方などを行うことが大切になります。
治療について
当院のハイドロリリース注射
筋肉を包んでいる膜(筋膜)の上には、トリガーポイントがあります。この部位を指先などで押すと、痛みが広がっていきます。患者さまによっては、その周囲や少し離れた部位にも放散する痛みが現れることがあります。こうしたトリガーポイントは、長時間同じ姿勢を続けてほぼ動かない、あるいは同じ筋肉を酷使していくなどすることで、筋肉に微かな損傷や炎症が起きることが原因となります。
とくに、筋膜が厚く積み重なっている部分には、高い確率でトリガーポイントがあるといわれています。
ハイドロリリース注射は、このように筋膜が厚く重積してしまった部分に薬液や生理食塩水を注入することで行います。筋膜の癒着を剥がしていくことにより、肩こり、むち打ち、腰痛症などによる痛みを改善することができます。
ハイドロリリース注射の期待できる効果
- 肩こり、むち打ち、腰痛症などによる痛みを改善
例えば、四十肩や五十肩といった肩関節周囲炎が治癒したものの、靭帯が伸びにくくなって肩が動かしづらいといった際には、固まってしまった靭帯をリリースすることによって、肩の動きが改善されることが期待されます。
また、変形性膝関節症によって、膝周囲の靭帯が伸ばしにくい、動かしづらいといった際も靭帯のリリースを行うことで滑らかになっていくこともあります。末梢神経が圧迫されていたり、周囲の組織との癒着によって手足に部分的なしびれを感じたりしているときも、ハイドロリリース注射が有効とされることもあります。